虎氏

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzerの虎氏のレビュー・感想・評価

3.8
「仮面ライダージオウ」の夏映画で、真の最終回と位置付けられた作品。
物語の前半は"ドライブライドウォッチ"をめぐる戦いで、後半はジオウの物語としての結末となっている。

ドライブのパートは敵がタイムジャッカーでないからか、他の18ライダーとは異なる流れとなっており、剛とクリムの活躍が少な目で残念。あと、お笑い要素は要らなかった…。

本作オリジナルのライダーは3人登場するが、尺が短いのに2つのエピソードがある為か、人物としてもライダーとしても掘り下げた描写がされていない。結果的に、平成ライダー最後のボスなのに魅力的に見えなかった。キャストもデザインも良かったのに勿体無い…。

一方、サプライズとして、まさかの人が登場する! 更に特別なライダー達も登場。彼らは別作品で活躍しているので、登場するだけで嬉しかったし、凄いインパクトが有った。

本作オリジナルのジオウ オーマフォームは、素直にカッコ良かった。グランドジオウがあれなだけに、こちらを最終フォームとしてほしいと思った。アクションシーンは、各ライダーの特徴を駆使し、派手で楽しいものになっていた。

総じて、大人向けのメタ発言が強すぎ、平成ライダーの物語としては評価し辛い。お祭り映画としては面白かったのだが、真の最終回という意味ではかなり厳しいと感じた。残念…

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虎氏

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