よしお

おかあさんの被爆ピアノのよしおのレビュー・感想・評価

おかあさんの被爆ピアノ(2020年製作の映画)
3.7
スクリーンを通じて被爆ピアノの音色を聞くだけでも価値があるこの作品🎹
映画で使用されているピアノの音色は本物の被爆ピアノの音らしいです。た平和を願う大きな思いを乗せ、心の奥底まで響く素敵な音色でした。

なぜ、タイトルが“おかあさん”の被爆ピアノなのか、主人公の大学生からみたら“おばあちゃん”では?と思いながら鑑賞していましたが、最後の演奏シーンでタイトルの意味が少しだけ分かったような気がしました。
おばあちゃんにとっての被爆ピアノはもちろん大きなものです。しかしそれと同時に、主人公のお母さんにとっても被爆二世としての強い思いのあるものでした。
それぞれの“おかあさんの被爆ピアノ”から、平和のあり方、後世への戦争の伝え方、など多くのことを考えさせられた作品でした。

ぜひ被爆ピアノの美しい音色を、この作品を通して聴いてもらえたらと思います。
よしお

よしお