おかあさんの被爆ピアノの作品情報・感想・評価

おかあさんの被爆ピアノ2020年製作の映画)

上映日:2020年08月08日

製作国:

上映時間:113分

3.6

「おかあさんの被爆ピアノ」に投稿された感想・評価

よしお

よしおの感想・評価

3.7
スクリーンを通じて被爆ピアノの音色を聞くだけでも価値があるこの作品🎹
映画で使用されているピアノの音色は本物の被爆ピアノの音らしいです。た平和を願う大きな思いを乗せ、心の奥底まで響く素敵な音色でした。

なぜ、タイトルが“おかあさん”の被爆ピアノなのか、主人公の大学生からみたら“おばあちゃん”では?と思いながら鑑賞していましたが、最後の演奏シーンでタイトルの意味が少しだけ分かったような気がしました。
おばあちゃんにとっての被爆ピアノはもちろん大きなものです。しかしそれと同時に、主人公のお母さんにとっても被爆二世としての強い思いのあるものでした。
それぞれの“おかあさんの被爆ピアノ”から、平和のあり方、後世への戦争の伝え方、など多くのことを考えさせられた作品でした。

ぜひ被爆ピアノの美しい音色を、この作品を通して聴いてもらえたらと思います。
mezzopiano

mezzopianoの感想・評価

3.7
爆心地から3キロ以内で焼け残ったのが被爆ピアノ。ガラスの破片・木片が入りこんで、傷んでしまっている。
広島には被爆ピアノを修理する調律師がいて、トラックに積んで原爆の悲惨さを訴えるコンサート活動も全国で行っている。
この調律師のエピソードをもとに作られたのがこちらの作品。

東京在住の主人公の大学生(AKB48の武藤十夢)は広島の祖母宅にあったピアノが母親によって調律師に寄贈されたという新聞記事を見つけ、初めて祖母が被爆者であり、母は被爆二世であることを知る。

先月の終戦記念日に鑑賞したのでレビューまでに間が空いてしまったが、被爆ピアノについて知りたかったのと、母親役の森口瑤子さん好きなのとで急きょ鑑賞。

「原爆のことは知らない方がいい」と詳細を教えたがらない母親だったが、タイトルが「おかあさんの〜」の意味は、終盤でわかる。

主人公にもう少し頑張ってほしかったのと、テンポが良ければ…と思う場面があったが、調律師役の佐野史郎さんをはじめ、脇役のベテラン勢は安定感があってさすが。
最後にリモートで監督挨拶・質疑応答があったのも良かった。

戦争の悲惨さをいつまでも忘れてはいけないと思う。
HK

HKの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

武藤十夢さんが演じた菜々子は森口瑤子さんが演じた母親と喧嘩しながらも、一緒に実家ある広島で滞在するのですが、ラストは二人で一緒に弾いたことが良かったですかね。
花椒

花椒の感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

主役の人、AKB 総選挙で7位になったことあるんだね。でもメンバーなことすらおじさん知らず🙉
気象予報士や大学院卒業した努力家らしいが、俳優としての能力は疑問だが客寄せや若者に見てもらいたいという意図かな?

佐野史郎や森口瑤子が脇を固めた印象。森口瑤子さん、若いなあ😃

佐野史郎の広島弁が完璧という意見が多いが、隣の島根県出身だから把握しやすかったのかな?

お母さん(森口)の話を聞いて漫画よしながふみの最高傑作(とワイは思っている)「フラワーオブライフ」の一節を思い出したよ😣
主人公の春太郎は白血病で1年遅れの高校入学。入院、手術費を稼ぐ為に母は海外に単身赴任、父は仕事の掛け持ち、姉はドナー移植に家事や食事全般を受け持ち、春太郎は家族皆に頭が上がらない。
父は長崎の被爆2世で息子が病なのは自分のせいかもしれない、と春太郎の仲良し翔太にうちあける…
(基本的ほのぼのだが、途中ずっしり重いテーマでカウンターパンチを食らう)
 被爆したあとの広島では、被爆者に対する差別が酷かったらしい。差別は戦後も続き、被爆二世と呼ばれる被爆者の子どもたちにも及んだと言われている。知っている広島出身者は原爆について話したがらないし、有名な反戦歌である「原爆を許すまじ」や「死んだ男の残したものは」を歌いたがらない。原爆は街や人の生命だけでなく、人の心も破壊したのだ。

 ピアノの調律師役の佐野史郎は名演だった。広島弁のイントネーションも完璧で、広島人らしい優しさと磊落さがとてもよく出ていた。穏やかな父母を演じた森口瑤子と宮川一朗太もよかった。特に森口瑤子は被爆二世が味わされた微妙な差別がうっすらと感じられ、嫌な思いをしたことを娘に伝えたくない母の気持ちが十分に伝わってきた。
 ヒロインの武藤十夢がミスキャストである。演技が学芸会なのだ。この人が演じると主人公が二十歳とは思えないほど子供っぽく、穏やかな両親から生まれたとは思えないガサツな娘になってしまって、序盤から不愉快にされた。ピアノを弾くヒロインなら、もっと繊細な感受性を持っていなければならない。同じ台詞でも話し方次第で上品にも下品にもなる。当方がプロデューサーだったら、モトーラ世理奈をキャスティングしただろう。多分まったく違う作品になった筈だ。
 それでもヒロインがおばあちゃんの被爆ピアノとそれに纏わる自分の家族の歴史に触れることで少しずつ気持ちが変わっていくさまは見て取れた。そして森口瑤子が演じた母親も、娘におばあちゃんの思い出を語ることで、長い間抱えてきた苦しみを溶かしていく。本作品の主眼はこの母娘の成長にある。タイトルが「おばあちゃんの被爆ピアノ」ではなく「おかあさんの被爆ピアノ」である理由もそこにあるのだ。佐野史郎の調律師と宮川一朗太の父親がそれを上手に優しくサポートし、物語は穏やかに進んでいく。ピアノを弾かせてほしいという学生たちのシーンは要らなかった。
 被爆ピアノで弾かれる曲は冒頭の「アヴェ・マリア」にはじまり、滝廉太郎の「荒城の月」から野口雨情の童謡、それに「ゴンドラの唄」まで幅広く弾かれるが、なんと言ってもベートーヴェンである。特に「悲愴」が何度も繰り返されるが、少しも飽きない。昨秋にサントリーホールでピアニスト及川浩治さんのリサイタルを聞きに行ったが、五大ピアノソナタと「エリーゼのために」はいずれも高山流水というべき名演奏だった。そのときに聴いた「悲愴」がこれまで聴いた中で一番だったと思う。
 ヒロインはともかく、人が優しさを獲得していくいい話を佐野史郎や森口瑤子の名演とベートーヴェンの曲に乗って観ることが出来たのはよかった。心がほっこりとする温かい作品である。
就職前に将来について漠然とした大学生・ヒロインが自身のルーツを辿り、シュチュエーションの移り変わりと共に被爆に影響された人生を送った祖母や母親のことを知りながら、自身の成長に。

時折、被爆二世の差別的な扱いや、原爆の結果を暈すことで想像を喚起させることに感心するが、作中のヒロインと同様に〈自分で調べて感じてね〉のスタンスは映画で情報を得たい者からすると物足りない。ロードムービー的な構成も余り上手くないのでドラマ要素の演出は物足りないし、祖母と母親のピアノが関連するエピソードの弱さは否めない。

それでも、ヒロインを導く佐野史郎の抑制が効いた演技が効果的で、母親の被爆二世の差別を受けたトラウマによる、原発による何重への被害が印象的に。未来へ繋ぐリフレインされる音楽が迫り、感情が揺さぶられることに。
 悲惨さを、強調もせず、実話ベースで淡々と語っていく。
 「おかあさんの」「ピアノ」という題名の由来がわかるところが、いつ来るのかと見ていたが、思わぬ展開に感動した。
 多くを語らなかったおかあさんが、ようやく話し始めるくだりも、現地広島の人々も、激しい芝居はしない。
 被爆ピアノを修理している主演の矢川さんも、力強く訴えることはしない。
 ひたすら、その気持はわかるという姿勢だ。
 そういう、この映画に通底する静かさがすばらしい。だから静かな感動を生む。
 上映館も多くはないだろうが、これこそみんなに見てほしい。

 小学校のときに、理科室かなにかで時々上映された「劇映画」の雰囲気があり、懐かしかった。
 
 母親役がいいと思っていたら、森口瑤子だった。娘に語りかけるとき、側に座るようすもよかった。
8月ー16

五島監督は高校の先輩で、当然、何作か世に送り出しているのは知っていたが、失礼ながら今まで未鑑賞。
今回、地元の映画館で公開されたのをきっかけに、初めての鑑賞。

朝一の回だったけど、そこそこお客さん入っていてちょっと安心。みんな監督が地元出身て知ってるのかな?

地味な作品ながら、徐々に引き込まれていったが、主役の女の子がなんとなく小松菜奈みたいな感じで、どうしても本人と比較してしまった。
相手は天才だからかなうわけないよね…。
kikumimi

kikumimiの感想・評価

3.5
「当事者じゃないとわからない」というのは真実だと思う。だからこそ聴く努力を怠ってはダメだなと感じた。福島の原発事故後を生きる私たちには被爆二世、三世の苦悩に思いをめぐらす責任があるのではないだろうか。
myako

myakoの感想・評価

3.2
主役の女の子が下手過ぎてビックリ。
佐野さんがカバーしてました。
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