あぁ、良かった…。観終わった後素直にそう思えた。
この主人公と同じだな。知ってるようで知らないことばかり。
被爆ピアノのコンサート自体も全然知らなかった。機会があれば聴いてみたい。
お母さん、被曝2世として辛い体験をしたから娘にはあえて語らなかったのか。物語内では終ぞ語られなかったのにそれを“感じさせる”演出が良かった。
割と淡々と進んでいくのだけど、最後の演奏シーンは少しグッときた。
序盤は少し殺伐とした親娘も、ラストシーンに向けて次第に穏やかな表情を交わしていく姿、そして随所に挟まれるお婆ちゃん(母の母)によって、「あぁ、これは2人の母の物語を娘が辿っていくお話だったのか…」と思い、タイトルに納得。
75年目の終戦の日に、観れて良かった。
