このレビューはネタバレを含みます
面白いのだから、もっと宣伝すれば観客が増えて評判になるんじゃ?
…というのが、観終わった直後の感想。
細かいところでは、描写が足りないと感じる場面もあったけど(2時間で納めるためにカットされたのかも)、総じて面白かった。
年老いた痴呆の母親が、優しい言葉から一転して息子に罵声を浴びせるシーンでは、観客から笑いが起きた中で、
亡くなった父親との間で同じような状況になった自分には笑えなかった。
でも決して嫌な気持ちになった訳でなく、その瞬間を思い出しただけで、
クライマックスで、大会をネット観戦している男の子を邪魔する痴呆の母親(祖母)のシーンでは、ちゃんと笑えた。
鬱、痴呆、失敗、蔑み、不仲、、、現代社会のブラックな面を笑いでオブラートに包んで描きながらも、
束の間ながら栄光を掴むストーリーに、最後は涙も誘われる。
TBS日曜劇場あたりでリメイク出来そう(笑)