話しが思っていたのとは違う方向に行くのはいいんだけど、なんか無理矢理に話しを大きく見せようとした感が否めない。
そして、
その話に辿り着くために用意されたような各キャラが使い捨てされていくのがなんかもったいないような……
色々省略しすぎてて、特に中盤に現れるイケメンに関しては、
「なんで？ なんのために？ この人、こんな行動とるの？」
とか、
「どうしてこうなっちゃったの？」
とか、
流石になんの伏線も脈略もなく、突然現れて突然退場するので、
「ちょっと、さすがにはしょりすぎじゃない？」
って思うところも……
でも、
メインの女優２人は、頑張ってるなぁ、と思うし、
前半は話を見て、後半は女性アクション（の動き）を見るものだと割り切れば、それなりに楽しめるのではないかと思います。
まぁ、戦闘自体は映画としては地味ですけど。
銃とか一丁だけでほとんど有効活用されないし、集団で襲ってくる敵の武器なんて棒っきれとかだし……
妹に使う○○○とか持ってるくらいだから、ボスキャラの権力ありげな立場からすると、武器なんて色々手に入りそうなんですけどね……
と、色々と言ってしまいましたが、
話の大筋と姉妹のキャラ設定のアイデア自体は、感情移入できるし、辛い部分も多々ありますが、その分よりカタルシスを感じられるので、良いのではと思いました。
もう少し尺を増やして、色々しっかりとサブテキストを固めて、かつ、ちゃんと消化できればもっと良かったんじゃないのかなぁ……と、そんなことを思いました。
