19世紀のフランス・ブルゴーニュ。ボーグラン家に現れたヌヴィル大尉が、恋人である次女ポリーヌに求婚、ポリーヌも両親も大喜びするが、その直後、ヌヴィルは招集され戦地へ旅立ってしまう。毎日手紙を書くと約束したヌヴィルを信じて待つポリーヌだったが、待てど暮らせど手紙は届かず、ポリーヌは神経衰弱に陥ってしまった。そんな妹を見かねた長女エリザベットは、ヌヴィルのふりをして妹宛の手紙を書いてしまう。そのラブラブな文面から元気を取り戻したポリーヌは早速ヌヴィルに返事を書いた。投函前にそれを回収したエリザベットは、続いて2通目を書いて送り、またも返事を回収。気づけば何通も妹と文通する状態になっていた。ポリーヌを喜ばせようと、手紙の中でヌヴィルの武勲を無数にでっち上げていったエリザベット。いつしかその内容がポリーヌの口から町中の人々に伝わり、ヌヴィル大尉は地元が生んだ英雄となってしまう。結局キリがなくなり、エリザベットはヌヴィルが戦死したかのように偽装してこの間抜けな文通を終わらせる。が、それから数年後、当のヌヴィル本人が現れる。戦地から逃げ脱走兵となり、浮浪者になってしまったヌヴィルだったが、地元で英雄扱いされていることを知り、一儲けしようと正装してボーグラン家にやってきたのだ。
「英雄は嘘がお好き」。フランスのコメディです。
以下、ネタバレは嘘がお好き。
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「アーティスト」のジャン・デュジャルダンと、悪魔的に可愛いメラニー・ロランのW主演。ヌヴィルのしょーもないクズっぷりが楽しかったですな。メラニーちゃんのキレ演技も最高。まずまず笑わせてもらいました。しかし、特に心に残る名品ではありません。レンタルかサブスクで充分。
