もひもひ

ロード・オブ・カオスのもひもひのネタバレレビュー・内容・結末

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

どんなホラー映画よりも恐ろしい。
これが真実に基づいて作られているのだから。

もちろんインナーサークルやユーロニモスとヴァーグの関係性は知っていたけど、いざこうして映像で見ると狂気に満ち溢れていておぞましくそして切ない。
MAYHEMもこれからという所であの事件。

ユーロニモスの死後発売された1stアルバム『De Mysteriis Dom Sathanas』(レコーディングは生前終了していた)
これは言うまでもなくブラックメタルの名盤中の名盤。
ベースはユーロニモスを殺害したヴァーグ。ドラムは今もMAYHEMを牽引する超人ヘルハマー。ヴォーカルはデッドが既に自殺してしまっていた為、セッションメンバーのアッティラ。
※デッドの歌を聴きたければライブ盤の『Live in Leipzig』を。

ヴァーグの1人プロジェクトであるBURZUMは2ndアルバムの『Det Som Engang Var』しかまともに聴いた事ないけど、彼の怒号と悲痛な叫びが詰まっている。

同性愛者を殺害してしまうファウストがドラムを叩くEmperorの『In The Nightside Eclipse』も忘れてはならない。

全て映画を観る前と後ではまた印象が変わってきますね。
予備知識がなくてもそれなりに楽しめるかと思いますが、MAYHEMのウィキに軽く目を通していくとより味わい深いはず。(ネタバレにもなってしまうが)

ユーロニモスが生きていたら今のブラックメタルシーンはどうなっていたんだろうな。
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