山内

Yenendi: les hommes qui font la pluie(原題)の山内のレビュー・感想・評価

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箭内さんの講演会で。後半だけ。

お金を持っている手を映すクローズアップの神々しさが、強く頭に残った。スポットライトのようにそこにだけ差し込む光。
レヴィ=ストロースは、ブラジル先住民が字を書くことそれ自体を権威の源として利用したとを指摘したが、彼らにとっての紙幣とは、そうした実用性を超えた権威、聖的なものだったのかもしれない。
あらゆるものと交換可能な不思議な紙。

単に俺が資本主義に毒されすぎて、お金が光って見えていたのだとしたら悲しい。
山内

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