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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのkensyoのレビュー・感想・評価

4.2
滅茶苦茶に絵が綺麗!細かいところまでよくこんなに!と思うくらい、動く動く、綺麗綺麗、です。

新型ロボ(主人公とライバル機)のピュンピュンっていう音が「今までの機種とは違うんだよ」っていうのを表しているようで効果音も綺麗だった。
カメラワークもグリグリグリグリ動くし、これは4DXでも楽しそう!

一番最初のガンダムの続編の続編の続編の…という今作なので、おそらく年頃の(つまり良いお歳をした)男の子向けのロボットアニメ。

シリーズ伝統のセンシティブでピーキーな言動のヒロインが今作にも登場するのですが、言動が「ああ。昔の男の子って”女の子”にこういう言動して欲しかったんだろうな」っていうのが溢れててちょっと、大分、共感性羞恥を刺激されてしまった。。。

調べてみたら原作小説の初版が1989年発行なのでこれは仕方ないのかもしれないです。

繋がっているような繋がっていないような台詞も、もはや懐かしいという気持ちでした。
でも絵は本当に最新!って感じで、30年以上の時を経てアニメ化されたと思えば本作のファンの人にとっては感涙ものなんじゃないかなという気がします。

僕は小説は読んだことがなくて連作なのか単独で完結するのかも知らずにみましたが、単純に楽しめました(ちなみに続編ありきの1作目みたいです)。

絵が綺麗な分、重力の描写とか、作品の年代的にももう今更突き詰められないような描写でちょっと整合性が取れてないというか場所場所で都合が良すぎるという気もしましたが、「男の子向けロボットアニメ」に振り切ってる、と思えば十分すぎるくらい面白いです。

ただ、あくまでこれまでのファンへのサービス、という感じで、この作品から見始めてファンに、ということは考えられていないように思います。。。
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