ヒグヨーク

パパは奮闘中!のヒグヨークのレビュー・感想・評価

パパは奮闘中!(2018年製作の映画)
3.5
試写会@渋谷ユーロスペース

パパは出張中、もとい、パパは奮闘中

突如として家出した妻、主人公に残されたのは2人の愛する子供。配送会社の社員として日々働きながら、慣れない育児に悪戦苦闘するパパの奮闘記。

上映後のトークショーにてセネズ監督ご本人もおしゃってましたが、育児による女性への負担や、シングルファザー(シングルマザー)の生活難といった社会問題に対する意識や認識は普遍的且つ、世界共通なのだと感じました。

主人公の職業がブルーカラーであること、台本がなく、劇中の会話が非常に自然であること(どもったり、噛んだり、言い間違えたり、言葉が重なったり)、この2つによってかなりリアリティのある映画に仕上がっていました。

フランス国民はもちろん、我々日本人にも十分起こりうることであり、パパではありませんが身につまされる思いでした。

しかし、主人公の周りにはサポートしてくれる人がたくさんいて、恵まれているなとも感じました。日本、東京だったらどうだろう、、、、、。

パパになったらもう一度観たいです。
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