誰でも、今日明日にでもこの映画の
登場人物の誰かになるかもしれない、
なってしまうかもしれない。
事件の被害者、加害者、その身内、関係者。
そう思うとぞっとする。
明日にでも今までの平穏な暮らしが、
何かで崩されるかもしれない恐ろしさ。
マスコミが追い回す。
でも、変な話、マスコミなんて、
常に新しい話題を探して動き回るのだから、
一時大変でもこの程度の事件だったら
あっという間にいなくなる。
人の噂も七十五日。
それよりもむしろ、周りの人が
いつまでも許してくれない。
そして、職場にいづらくなり、
住むところを追われ。。。
この話の嫉妬みたいに、
その上に複雑な感情なんかがプラスされると
さらに恐ろしいことになってしまう。
一時の感情で酷いことも言ってしまう。
憔悴していて、後になると
「なんであんなことを言ったんだろう?
したんだろう?」という行動に出てしまう。
あの二人が今後、どう生きて行くのかも含めて、
恐ろしくて救いのない映画。