主人公が悪くないのに、じわじわと追い詰められて転落していく感じ、そんなつもりじゃないのに全て裏目に出て、、これは現代社会では実際ありそうな話。マスコミとか世間てやっぱり恐い。
ストーリーに過激さはないけども、やっぱりこの監督と女優のタッグだとこんなに面白い映画になるのねと改めて思いました。
本当に映像や音での演出が上手で、不安な気持ちを掻き立てられたり、はっとさせられたり、えぇっとなったり、、とにかく引き込まれてしまう。
筒井真理子さんの名演技にも拍手。幸せに満たされているとき、だんだん枯れていくとき、全てを失ったところからの反撃に燃え艶のあるとき、、いろんなときの女性を見事に表現されていました。
『淵に立つ』に続いてこの『よこがお』も記憶に残る作品になりました。
