映画かって思うくらいの展開でフィクションだったら笑えるんだけど、実際に起こった事だから怖い。
けど、結構面白いドキュメンタリーだった。
事件の首謀者であるビリーは、自身の成功(と十中八九金儲けもだよね笑)に目が眩んで、人手不足や資金不足、インフラ不足でもフェスを強行し、自身に意見する人は解雇してしまうという失敗するのが火を見るよりも明らかな状況に陥っていく。
前日に大雨が降る下りは、「もう天にも見放されたのか」と笑ってしまった。
最終的にフェスは大失敗して、参加者はクソみたいなテントで一夜を過ごさざるを得ない状況になって、参加者ってだけで笑い者にされるし、詐欺のカモにされてしまうというまさに踏んだり蹴ったりな結末になってしまい、準備に関わった人達は会社から給料が振り込まれると信じて無茶振りにも耐えて働いたけど、給料未払いという結果になり、自身の貯金を切り崩して会社に変わって支払う人もいる始末。
そして、張本人のビリーはというと、保釈されて早々にFYREフェスの参加者に対して、詐欺メールを送って金儲けしようとしており、ここには本当にゾッとした。
