このレビューはネタバレを含みます
観た後に、期待を何倍も上回る満足感に包まれる映画だった。
『任侠学園』っていうタイトルからして、『ごくせん』のようにヤクザが活躍するゆるい学園コメディだなとは思うし、実際その通りなんだけど、そのゆるさが私のストライクゾーンにピタリとハマった。
約2時間、冗長に感じることもなく、細かい事件が起こっては解決し、良いテンポでストーリーが展開していく。
役者さんたちの演技もメリハリが効いているので、思わず笑ってしまうシーンがたくさんあるし、そのギャップで熱いシーンも響いて、意外とグッとくるラストだった。
映画ではあるけれど、毎週日曜の夜9時にドラマでやっていてほしいくらい、ちょっと敷居が低い感じもめちゃくちゃ好き。
こういう話が刺さる度に思うけど、人が仲良くしているのを見るのが好きなんだろうな。
あと、西島秀俊さんが演じてたのが日村さんていう役名だから、無関係でもバナナマン好きとしてはそりゃ好意的に見ますわな。