アンナ

薄暮のアンナのレビュー・感想・評価

薄暮(2019年製作の映画)
1.5
Twitterに感想を書くと監督自ら反応してdisってくれる作品なので、よっぽどTwitterに書こうと思いましたがこちらに書きます。
劇場に来ていたお客さんの数は20人ほど。
美術はいわき市で撮った写真をレタッチしたのでしょう。マジックアワーの空の美しい色は描けていたのではないでしょうか。しかし、比べるべくもなく新海作品には勝てない。またこの作品の肝はただ単にいわき市の綺麗な風景だけではないはず。
登場人物のストーリーに震災後の東北である必然性がほぼなく、ラブストーリーとしてもビックリするほど普通!いや、いわゆる山本監督が嫌うオタクが大好きな「日常系」を描きたいのなら正解のストーリーなのかもしれませんが、そんな日常系を劇場で見せられても…
作画も演奏の運指にこだわってたのでしょうおそらく実写をトレスするロトスコープを使ってるんでしょうが、キャラの顔がめちゃくちゃ浮いてました。
時間がなかったのか演奏シーンで静止画を流すのも興ざめ。とにかく夢の中のシーンと最後の5分がまあ最低最悪でした。これで引退を表明している山本寛監督。すぐ撤回するでしょうが10年ほど頭冷やしてから復活してください。お疲れ様でした。
アンナ

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