太田康裕

イン・ザ・ハイツの太田康裕のレビュー・感想・評価

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)
4.5
メチャクチャ良かった。
以上。


それ以上言葉重ねても仕方ないほど良かった。
舞台版は2010年の来日公演で見て心をガッツリつかまれた。
その後オリジナルキャストであるリン=マニュエル・ミランダ主演で映画化するって聞いて楽しみにしていた。
のだけど、そのプロジェクトなかなか実現しないうちにずいぶん時間が経ってしまった。
そして届いた予告なんかみたら主演変わってる。
まずそれが心配だったのだけど冒頭、主人公「ウスナビ」の名前を呼んで挨拶するかき氷屋役でリン=マニュエル・ミランダが出てて、そこからウスナビが自己紹介始めるって流れがアンソニー・ラモスに「ウスナビ」を託してるようで、この時点で既に泣いた。

バズビー・バークリーのような空撮群舞とか、回想シーン(例えばおばあちゃんのソロは舞台だとタイミング的に朗々と歌い上げられなくないか?とおもっちゃったりね)など映画にしか出来ない表現が入ってくるのも良かった。

そして何より、舞台版よりウスナビの人生を少し先まで進めた事で未来をも感じさせる終わり方になってて、それも良かった。
舞台版を見たときに気になってた(でもそれはウスナビ幸せなんだろうか?)という小さな疑問も感じない改変がされてて、それも良かった。

ね。
けっきょく良かったしか言ってないw