予備知識なしで面白そうだ！と思い鑑賞。歌とダンスは圧巻！物語は途中から分かりだして、最後は見事に世界観に引き込まれました。
劇中に出てくる「ハイツ」という言葉は社会的身分が低く、さまざまな人種が集まるコミュニティ、物語の舞台の代名詞でもあると思います。人種や歴史的背景など自分達ではどうにもならない根底からくる辛さや困難を、歌と踊りがパワフルに包み込むのが気持ちいい。それはもう真夏の暑さでさえ心地よくなりそうなくらいに！
夢を見つける、生き方を決める、好きな人と一緒にいる、感動的な逆転劇ではないけれど、普遍の幸せを見つけることがとても素敵に描かれています。ありふれた日常を鮮やかにする勇気をくれるような作品でした。
先も読めなかったし予想も裏切られたし、
最後泣きました。
理屈抜きで感動しました。
