このクソッタレな世界を、誇り高く、陽気に歌い上げる映画。ラテン音楽×ミュージカル。
舞台はNYのラテン系移民の居住区画。都会生活の環境の悪さや移民社会の様々な困難。でもその中でも感じられる人々の前向きさやコミュニティの温もりをよく描けていた。
歌詞は必ずしも、というより半分以上が愚痴とかそういった要素になってくるが、ラテン系の陽気な音楽やキャラクターの前向きさがこの映画を徹底して明るく彩っていた。
社会問題等に触れつつここまで明るい気持ちで観れるミュージカル映画は初めて見た。非常に気持ちのいい気分で劇場をあとにすることができた。