夢を持つことの大切さとそれに付随する社会問題を扱うバランス感。精神的支柱のお婆ちゃんが出てくるのは『ミナリ』っぽい。お話自体も。
それぞれの登場人物がぶち当たる壁が移民に対する差別意識から生まれているものであることが、社会派な一面を際立たせる。個人の尊厳を保つ為の行動として、デモの描写があるのは、我慢をして差別を乗り越えるような精神論的なものに終始していなかった点として良かった気がしている。
皆んなで踊っている場面はインド映画のような盛り上がり。何より、ミュージカルをラップ調でやってしまうのは楽しいし、新しいのかも？と思った！
［2021年 137本目］
