タイトルバックまで一分の隙もない完璧なパフォーマンス!心の中で大拍手のスタンディングオベーション!
と思ったら、感動の波が全然止まらない。キレッキレのダンス、澱みないフロウのラップ、エモーション溢れる歌唱、マジでとんでもないな!!
楽曲のクオリティはミュージカルの要だけど、文句なしの傑作群。ラテンミュージックはめちゃくちゃ素晴らしいし、ヒスパニックカリビアンが生んだと言ってもいいヒップホップも当然のように溶け込んでいて、リアリティを伝える歴史的意義まで感じる。
移民と故郷というテーマに絞ってる分、脚本はシンプルながら、きっちり伏線を回収してくるしクライマックスへの展開も気持ちいい。
日々の生活の苦しさとアイデンティティクライシスの葛藤を描いているにも関わらず、ワシントンハイツが、世界が、とても眩しい。美しく昇華された芸術に心が浄化される。小さくてもいいから尊厳を持って、大切な人たちとともに生きる。自分もこんな風に生きていきたいものです。
ほんとに、最高。