デヒ

イン・ザ・ハイツのデヒのレビュー・感想・評価

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)
4.5
米国のワシントン·ハイツをロケにした、そこに住むラテン系移民たちを主人公にした物語。映画の予告編を見た時には、音楽も明るくてダンスが多くて明るいミュージカル映画だろうと思った。 歌とダンスが楽しい雰囲気を出しているのは事実であるが、映画のストーリーをもう少し深く考えてみると、楽しい話ばかりではない。
「アメリカに行けば楽に生きられる。彼らはみんな親切だよ」という先祖たちの言葉。 しかし、実際は違っていた。 ラテン系に対する差別。生活権問題。地道に権利増進のため声を上げているが、結果は変わらない。 ラテン系不法移住民の子孫たちの話。 社会問題を描いている。一番よく表している曲は美容師たちが引っ越ししていく前に皆で歌う場面での曲の「Carnaval Del Barrio 」であろう。
最後に主人公のウスナビが故郷に帰るのをあきらめ、そのままワシントンハイツで家庭を築いて暮らすことになる。 ソニーも永住権を得るための闘いに。希望的な歌詞とメロディーの音楽で映画は幕を閉じるが、それがハッピーエンドと言えるだろうか?
ウスナビの恋物語と家族環境があまりにも哀れだった。 心が痛かった。

映画は、ウスナビ、ベニー、ニーナ、バネッサを順に描き、彼らの歌を通じてそれぞれの叙事を説明してくれる。 しかし、短くてカットが速すぎて、人物が多いせいだろうか。 説明はしているが情報が頭の中に入らない。書写の把握が難しかった。 しかし、バニエラお婆さんの独唱が流れ出した後、本格的にラテン系の人々のストーリーと彼らをめぐる社会問題が明るみに出始め、話の軸が見えてくる。 この歌をきっかけで映画に興味を持つようになり歌詞と演技が悲しくて涙が流れた。
すべての歌がよかったが、私はバニエラお婆さんの歌とオープニングの歌、そして9万5千ドルの歌が好きだった。 ウスナビのラップが好きだ。 同じ音節で合わせるライムが最高だ。

登場人物の全員がハンサムできれいだ。 ウスナビはほんとうにハンサムだ。 私のスタイル。魅力的だ。

一般の2D上映で見てもよかったが、アイマックスはどれほどいいだろうか。後悔している。
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