温情深くノリの良い登場人物たちが
すぐにミュージカルで踊り出すのは、
全くもって違和感がなく、
見ていて安心できたし、
クソ貧乏だけどもたくましく
生きているというのが、
なんともパワフルだったなぁと思い。
映画の主題はこのワシントンハイツ
という地域を主人公にしたと
思っていたわけですが、
その優しくて温情はあるが
優柔不断で引っ込み思案な
ウスナビという男が、
なぜそうまで引っ込み思案なのか
というのは
彼自身がアイデンティティが
見つからなかったというのが
最後に発覚するのが、
なんとも痛烈だったなぁと思った。
そんな彼が自分の本当の思いや
自分を確立することを再発見することが
本作の物語としての
大筋であったことが明かされて
大団円を迎えて完結するのが
なんともよかった。
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