オダギリジョー贔屓で。
柄本明、ほんとにいい役者さん。
生きていると、選択する場面に会う。
選択した結果がその人の人生か。
所謂『占い』と言うものは、その選択の場面で、良い方向へいくアドバイスをくれ、人間良い方向へ行きたいから占いをしたり(誰も知り得ない未来という不安要素を、安心に変えたい方法だったり)
トイチは少女と出会って、自身で選択し、所謂、良い方向とは違う道へ行ったのかもしれない。
でもそんなのわかんないじゃん。
これはもう、自分でそっちが良いって思ったのだもの。
そちらではない道(人生においてどちらかというと困難な道)を選んでいたり
でも、それが、人生
その人の、生き方
間違っちゃいない。
何も持っていない人間だ、
と言っていた。
人間なんて、誰しもが、何も持っていない人間だと思うんだけどな。
間違ったことなどない。
「わかっちゃいるけど、やめられない」
最近、この言葉が妙にしっくりくる年齢になってきた。
自分でも知らない部分の涙腺がきた映画だった。
オダギリジョーの脳内を、今表現したい事をみれて、あんなにイケメンなのに、私の大好きな年配の俳優さんばかりで内容もこんな感じで、私としては更に興味が湧いて面白かった。
途中のファンタジーや、トイチの妄想?の心臓音はクリスチャンボルタンスキーをおもいだし、
ファンタジー感もなんだろうって思ったけど、
完全日本の風景になんか洋物が入り込んでた違和感も悪くなかった。
そして、故郷新潟という、贔屓もあり、この映画、このタイミングで見れて良かった。
柄本明の映画もっとみたいなー!