ある船頭の話の作品情報・感想・評価

上映館(8館)

「ある船頭の話」に投稿された感想・評価

いずみ

いずみの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

映像が綺麗…音も綺麗…

オダギリさんの主張がなんとなく、分かった気がする

あのauのcmとかに出てきそうな、味噌焼いてた気さくないい兄ちゃんって感じの人が…橋が出来たことによって、生活が変わったことによってあんなに変わってしまうなんて。
ラストはとてもショッキングだった。グサッときた。

出演者の方々の演技素晴らしい
のみ

のみの感想・評価

-
柄本明のトイチが実際にいる人だと思うくらいはまってた
キャスト豪華!

2人はあの後どうなったんだろう
aj

ajの感想・評価

-
オダギリジョーって、人脈広いんだなと印象しか残らなかった作品
若手の女優から吉本の芸人までジャンル豊かなタレントが出ていたが、この人も出てるんですよもみたいな繋ぎ方でだんだんうんざりしてきた。
ほとんどいらないシーンが多かったような気がする。
テーマ性もありきたりで、殺人という要素を入れたことで、内容がおかしい方向に行ってしまった。
それにしても、最後は人を殺したり、燃やす展開はガッカリした。
なんで、そういう終わり方しか発想できないのか?
悶

悶の感想・評価

5.0
今年映画館で観た映画の中で1番面白かった
オダギリジョーが監督ということ以外何も情報を入れずに観に行ったので 細野晴臣、蒼井優、くっきー、などの豪華な友情出演に驚いた。
映像が本当にジブリのように綺麗で早朝の霧のシーンなんかは私たちが住む日本だとは思えなかった。諸行無常って考えると考えた分だけ矛盾していく不思議な物だと思う。
symax

symaxの感想・評価

3.1
便利さを求めて、変わるもの、変わらないものそして捨てられるものの物語。

川、水、雨、風、鳥、蝉、光、空気、極自然な風景と音が、画面を満たし、本当に美しい世界でした。
そこに、煮る音、焼く音、食べる音、歩く音、漕ぐ音、話声、呼吸等人の生活音が絶妙なアンサンブルを醸し出し、聴く為の映画であるようでした。

一見すると、トイチは、何事も超越した仙人のように、穏やかではあります。
が、目の前で橋が出来るという新しい時代の変わり目を否応なく見せられ、捨てられる存在になりつつあると自覚するトイチは、もがき苦しみ狂気スレスレ、時代に捨てられたくないと、しがみついているように思えました。
途中何度か出て来る妖精?精霊?はトイチその人で、トイチの本心というか、心の代弁者なのかな?

トイチは、時代に取り残されようとしているその事に怒りを常に抱え、時に、人を殺してしまう妄想?現実?を平気で出来てしまう偽善者です。
それを自分でも良く理解している。

反面、源三君は、橋が出来るまでは、面倒見が良く、素直な好青年。
トイチの立場を良く理解し、慰めていたのに、橋が出来て、便利になった途端、古き物をサッサと捨てて、便利さと欲に溺れて自滅してしまう。
でも、自分の気持ちに素直な分、源三の方が人間らしいかな?

トイチはあまり好きになれません。

一番は、マタギの死んだ親父さん。
自然から貰ったものは、自然に返すという思いは潔く、捨てられる物としての堂々とした意志を持って時代から残るという選択をしたのかなと思います。

お風さんは、不思議な存在で、この物語のキーパーソンであると思いますが、謎のまま、物語は終わってしまいますので、ひょっとすると人ではないのかもしれません。

トイチにとっての唯一の救いの存在かもしれませんね。

オダジョーの初監督作でありますが、何となく、まだ自分のスタイルが確立されていないような気がしました。
画面と音の美しさに救われていますが、既視感が随所で見られ、もう少し大胆に削れていれば、もっと良い作品になったんじゃないかと、生意気な意見を持ってしまいました。
じゅん

じゅんの感想・評価

4.0
上質な日本昔ばなしのようだった
ドイルの映像美は相変わらず素晴らしいな!
jr

jrの感想・評価

3.7
川、空、森、日差し、全てが美しい‼︎

BGMが本当に少なくて
川の流れる音、蝉の鳴き声、葉が風でそよぐ音、雲が流れる音、雨の音がよく際立っていてオダギリジョーさんが劇場にこだわったのがよくわかりました

序盤はセリフも少なく静か過ぎて
隣の人の鼻息?がうるさいくらいでした



かなり豪華キャストといいますか、
船に乗る客だけ使い方が贅沢…
村上家は共演はしてませんがお父さんも出てました!
くーちゃんも河本さんも悪くない

虹郎くんが素晴らしいのもありますが
やはり柄本明さんがセリフのないシーンも、表情や仕草、息遣いだけで
語らずとも演技で魅せる…素晴らしい

映像的にもストーリー的にも
静かだけど良い映画
絵画を観ているようでした

最後あの二人はどうなるのか
岩男

岩男の感想・評価

3.9
観る前から個人的に色々思い出があった映画…
まず風景が本当に美しい。序盤で水面に光が映え、そこを船で渡るシーン。まるで星空の中を行くような感じだった🤤

映画のテーマはラスト付近で永瀬正敏が代弁してくれてるんだけど、ザ・侘び寂びみたいな感覚😚
変わるもの、変わらないもの
便利さを求めて変わる風景や環境もそうだけど、人間もそう。あぁ無常…
でも変わらない人もいる、あぁ無情…

豪華キャスト絢爛といった感じで大御所オンパレード、だけどやはり1番は柄本明の佇まい、存在感、背の曲がり具合、顔

オダギリジョーはアルファベット表記だとJYOじゃなくてJOEなんだね、粋だなww
消えていくもの、残るもの
時代は一瞬で変わる「諸行無常の響きあり」
機械化された現代には無い古き良き日本の美しい時代の一コマ
Natsu

Natsuの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

正直なところを言うと、スコアなんかつけられない位、どういった軸で判断していいのか分からない。

なんかアート作品のような、なんだろう、小説の物語の中に自分が立ってるみたいな不思議な感覚になった。画面の映像と音たちに包み込まれる感じ。
大きなスクリーンに整った音響設備のIMAXとかではなく、小さな映画館でこの感覚になったのは驚きだった。

そして柄本明さんの演技に、感動した。
胸に突き刺さるものがあった。
本物の俳優さんってこういうことか、と実感した。
話さなくても、背中で、表情で語れる。
画面に動きがなくても、見入ってしまう。

物語の中で語られる、「新しいものが生まれ、古いものが必要とされなくなる」というテーマが、普遍だなと思った。
今の時代もAIによってなくなる仕事があることを連想した。
「誰でもできる仕事は失くなっていく」
トイチの船頭の仕事は、そう言われる。
でも、トイチはフウに船を漕がせたときに、その技術の難しさと一朝一夕にできる仕事ではないことを伝えていた気がする。
なんか切ないなぁ。。
この映画自体、全国のシネコンで上映される商業主義の現代映画に対してのアンチテーゼなのかな〜とか思ったり、思わなかったり。

そして、死について。
仁平のお父さんは死後、本人の意向に沿って3人がかりで丁寧に森に帰され自然に捧げられる。
かたや源三は最後首を切られ燃やされる。
因果応報ということなのか。。
トイチには良い死に方をして欲しい。

人間の心の中にある醜い部分。
誰もそこに触れたくない。
でも、触れなければいけない瞬間、こじ開けられる瞬間があるのかもしれない。
散りばめられたメッセージを考え出したらキリがない。
もう一度映画館で観たいけど、たぶん叶わないかなー。。

一つだけ、森の亡霊?精?の存在はちょっと余計なエッセンスだったかな...と思いました。
あと水中のシーンのチープな感じはあえてのファンタジー感なのだろうか?
私にはまだ難しい。笑


最後に。
オダギリジョーさんは昔からずっと好きな俳優さんです。
今回、長編映画初監督と聞き、ぜひ観てみたいと思ってましたが私の住んでいる地域では上映されていませんでした。
ただ、オダギリさんが「ぜひ映画館で観て欲しい。映画館以外でなら観なくて良い」とおっしゃっていたと知り、並々ならぬこだわりに惹かれどうしても映画館で観たいと思っていました。
そんな頃に偶然上京する機会があったので時間を作り観てきました。
わざわざ映画館で観て良かったと思える作品です。
次回作も期待しています。
>|