このレビューはネタバレを含みます
おデブで何もかも上手くいかないと悲観的な主人公が、走ることによって身体も心も綺麗になっていくお話。
最初は電車のドアが目の前で閉まったり「開けて!!」と叫んでも誰も助けてくれなかったりしていたけど、痩せていくことによって間に合ったり、開けてくれる人がいたり、自分が開ける側になったりして、主人公の変化が分かりやすかった。
また、身体が綺麗になっていっても心が醜いままだと他人の好意も嫌味で返してしまったり、自分の問題なのに八つ当たりしてしまったりという負の連鎖は観てて苦しかった。
主人公の義兄が良い人すぎて、なんであなたはこんなに良い人なの……と思った。
見た目だけ綺麗じゃいけない。
心もちゃんと磨かなきゃなぁと思いました。