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Making Plans for Lena(英題)
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『Making Plans for Lena(英題)』に投稿された感想・評価

akrutm

akrutmの感想・評価

3.5
夫と別れて二人の子供と暮らす女性の精神的な不安定さを、彼女の両親や妹弟とともに描いた、クリストフ・オノレ監督のドラマ映画。原作である小説『Week-end de chasse à la mère』の著者であるジュヌヴィエーヴ・ブリザックが、監督と共同で脚本を担当している。

本映画を見終わったときにまず感じたのは、とにかく全体的に掴みどころのない映画だったということである。主人公レナの行動には一貫性があまり見られない。子供たちとは普通に接しているし、親としての責任を果たそうしているけれど、仕事で子供を迎えに行けなくなったら、自分から逃げ出して別れた夫に安易に頼んだり、子供の見ている前で、夜に若い男性(を演じるのは、ルイ・ガレル)と外出したりしてしまう。彼女の精神的な不安定さにその原因を求めることは可能であろうが、離婚の経緯も含めて彼女の背景がほとんど述べられていないので、オノレ監督がいったい何を描きたいのかが読めないのである。あまりにも悲しい結末を考えると、とにかく精神的に崩壊した一人の女性を描きたかったのかもしれない。それでも、キアラ・マストロヤンニの力強い演技がせめてもの救いである。

本映画の掴みどころのなさは、彼女の母親や妹の中途半端な描写が原因しているようにも思う。最初のほうで彼女と母親の関係があまり良くないことがほのめかされるが、あまりはっきりと描かれていないし、それが彼女の現在の状態にどう影響しているかもよくわからない。ただ言えることは、二人は似た者どうしということである。

また、彼女の妹・フレデリックと夫とのエピソードも置き去りにされたままで、マリナ・フォイスの無駄使いである。ただし、この頃に彼女は実生活で二人目の子供をもうけている(本映画で見せる産婦姿はおそらく本物)ので、それに合わせるために彼女のエピソードは後から変更したのかもしれない。鑑賞前にキアラ・マストロヤンニとマリナ・フォイスの化学反応を期待していただけに、残念である。

映画の中盤に挿入される、ブルターニュ地方の民話(12時間ダンスし続けた男性と結婚すると宣言した女性カテルの話。実際にその条件を満たした男性は悪魔で、彼女は死んでしまう)のシーンが本作に必要なのかどうかも、よく分からなかった。カテルとレアを類比させているのだろうが、どうもしっくり来る類比とは言えない。ブルターニュ出身のクリストフ・オノレ監督が、自分の出身地の民話を映像化したかっただけなのかもしれない。