TAKA

ゴーストバスターズ/アフターライフのTAKAのレビュー・感想・評価

3.7
バンコク映画館にて

前作の女性版ゴーストバスターズはない事として その前の2作からの続編としての位置付けです。

結果、続編として十分な出来映えでした。今回前2作のゴーストバスターズの孫娘がその仕事を継承するという設定でジュブナイル風味の新たな物語にしながらも、30年前のガジェットをそのまま使用する事で旧作の雰囲気を残すという高度な続編の作り方をしており その技に感心させられました。ゴーストも80年代そのままのチープなCG風味に徹しており これも好感度大。

やはり今回旧作の監督アイバン・ライトマンの息子であるジェイソン・ライトマンが監督ということで旧作をリスペクトしつつ現代にも通じる 新たな新作という事で相当に苦労して作った事が伺い知れます。

偶然にもスパイダーマンノーウェイホームを想起させる作りにもなっていて、前作を見てれば尚胸熱になる事間違いなし。しかし流石ジェイソン・ライトマン
エモーショナルなシーンはあるものの映画の大枠であるコメディ映画という枠内で慎ましく納めている点も この監督らしくて好きでした。その点がやや 大作ながらもアッサリ感じてしまう人もいるとは思いますが、可愛くて、軽やかなアドベンチャー映画として見ればとても楽しめました。

最後に 旧作のメインキャラを演じたハロルド・ライミスが既に亡くなられているという事を知ってご鑑賞下さい。
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