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ゴーストバスターズ/アフターライフのJIZEのレビュー・感想・評価

4.0
祖父が遺した田舎の家に越してきた兄妹に待ち受ける運命を描きだす超自然コメディ映画!!再々起動。最初にレイ・パーカー・ジュニアの主題歌はやはりあがりますねえ。まず"ゴーストバスターズ"ユニバースのフランチャイズでは今回で"第4弾"となり、本作は『ゴーストバスターズ(1984年)』と『ゴーストバスターズ2(1989年)』を継承する正統の続編にあたる。また監督の"ジェイソン・ライトマン"という人選もアイヴァン・ライトマンからのバトンタッチ要素があり、オリジナル版からの信者には無類であがる。そして今回の立ち位置は、シリーズの起動要素が大部分を占め、ゴーストとの対決やそれぞれの主要キャラのエピソードなどかなり控えめに描き込まれていたように感じました。序盤で祖父の古い家の床下でゴーストを捕獲するための装置"プロトンバック"を発見するくだりは過去作の思い出が甦り興奮する。全体的に(ビル・マーレイ等が演じたオリジナル版からの)アダルトから(マッケナ・グレイス等などの今回の)ジュブナイルへ"世代交代"を意識させる手垢がふくまれ、良くも悪くも今風のシナリオに仕上がっている。とくに悪くもの部分は、主要キャラたちの年齢制限を下げ過ぎたコトからコメディ感やファミリー層を意識した感じが出過ぎてるようにも思いました。キャデラックECTO−1の納屋に隠された年季の入った感じも過去作を観てた人からすればたまらないんじゃないかと思います。兎にも角にも本作品が起動準備の役割をなしたわけでフル・スロットでエンジンのかかる次回のバスターズには期待。
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