たーたん

ふたりの女のたーたんのレビュー・感想・評価

ふたりの女(1960年製作の映画)
3.0
ソフィア・ローレンの存在感!ジャン=ポール・ベルモンドも出ているが最初から最後まで彼女の独壇場。
過剰なまでに愛情を注ぐ娘との戦争中の生活は食料不足もあって大変だがソフィア扮する母親はいつも気丈に振る舞い、そして前向きで明るくたくましい。何かあったらすぐに「殺すわよ!」と怒鳴る性格も良い。
ただ、戦争が起こす悲劇はこの親子にも降りかかり…で、胸糞展開。
ソフィアの自然体の演技はどの場面でも素晴らしい。そしてあの美貌。疎開先の田舎ではあの都会的な美しさは男たちの目を惹いてしまう。それ故の悲劇、でもある。