長野県の小諸にある精神科病院には、さまざまな過去を持つ患者たちが入院していました。
死刑囚だった梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)、幻聴が原因で暴れるようになり周囲から煙たがられている元サラリーマンのチュウさん(綾野剛)、不登校のため通院する高校生の由紀(小松菜奈)ら患者たちは、明るく生きていこうとしていました。
ある日、秀丸が人を殺してしまい精神疾患をもつ人を取り巻く壮絶な人生を描いた映画です。
ずっしりと重たくなる映画でしたが、重たいけど優しくて切なくて 何度も胸が苦しくなり色々考えさせられる映画でした。
メイン三人の闇がただただ深く、それぞれの人生や背景がとても丁寧に描かれていて、色々抱えながら生きていく事はこれほど大変な事なのだと思いました。
秀丸さん(笑福亭鶴瓶)の優しさがとにかく暖かい😭
チュウさん(綾野剛)、由紀(小松菜奈)はどんなに秀丸さんに助けられたんだろうと思うと涙💧が溢れました。
秀丸さんのセリフ一つ一つがとにかく暖かく心に残りました。
叶わないけれど途中で3人で一緒に暮らせたらどんなに幸せなんだろうと思いました。
本当の家族よりもお互いを思い合える入院患者達を見て閉鎖病棟の中は一つの暖かい家族なんだと思えました。
3人で街に買い物に行きお弁当を買ってビールを飲むシーンがとても暖かくいつまでもこの幸せが続いて欲しいと思いました。
ラストの法廷の場面では証人の由紀の言葉一つ一つに大泣きしてしまいました😭
笑福亭鶴瓶さんの演技がとても良かったです。
殺人歴を持つ人間が抱えている消せない過去や、壮絶な人生を乗り越えた人間の懐の大きさが表現されていて、とても魅力的に演じられていました。
綾野剛さんは家族から厄介者にされながら悶え苦しみながらも前を向いて歩いていく姿がとても良かったです。
小松菜奈さんの壮絶な過去、そして閉鎖病棟で起こった出来事がとても辛い事なのに必死に生きていく姿に泣けました😭
鶴瓶さん、綾野剛さん、小松菜奈さん皆さんの演技が素晴らしく、お互いを認め合う空気感みたいなのがこの映画をとても良い作品にしたのではないのかなと思いました。
脇を固める俳優陣の皆さんも素晴らしい演技をされていて、本当の患者さんなのではと思える程、演技がとてもリアルで素晴らしかったです👏
この映画は皆さん色々な感想をもたれる映画だと思います。
辛く悲しいだけではなく、心が暖かくなり観て良かったと思える映画だったのでおすすめです🎬️👍️✨✨