Campanaカンパナ

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ーのCampanaカンパナのネタバレレビュー・内容・結末

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

死刑執行が失敗し生きながらえた秀丸(笑福亭鶴瓶)は、扱いに困った法務省によって精神病院に送られるます。そんな秀丸が出会ったのは、幻聴に苦しむ元サラリーマンのチュウさん(綾野剛)と、家庭内暴力を受けている女子高生の由紀(小松菜奈)。世間に居場所のない3人は、互いに支え合い、懸命に生きていこうとするお話。
精神病院が舞台であるため登場人物はほぼ精神疾患持ちの患者です。登場する役者全員演技が上手く、精神疾患を上手に表現できていたように感じました。特に昭八ちゃん役を担当した坂東龍汰さんの演技がとても好きです。重い内容で見ていて辛くなる作品でしたが、見応えがありました。自分が知らない世界があることを再認識できたのと同時に、人にはそれぞれ人生があって与えられた試練があることも知ることができ、何回も見返している作品です。