閉鎖病棟ーそれぞれの朝ーのkaichiのレビュー・感想・評価

チュウさん(綾野剛)の、
"事情を抱えてない人間なんて、
いないからね"
という言葉が胸に残ります。

本当の事情を知らなければ、
彼と触れ合わなければ、
秀さんを冷酷で凶悪な殺人者と決めつけてしまうでしょう。

みんなが出会った病院の中で起こった悲しく残酷な事件。

生を諦め死への車椅子に押される事から、
生きる事へ足を踏み出そうとする姿に思う。生きて欲しい。

病院にいる彼等を
"閉じ込めておけば安心だ"
という普通の人たち。

とても考えさせられる映画でした。