漆原

ストーリーテリングの漆原のレビュー・感想・評価

ストーリーテリング(2001年製作の映画)
3.6
アメリカに蔓延る差別を綺麗事のキの字も無いほどにこれでもかと正直に描いたトッド・ソロンズ監督作。本当に性格が悪い。

黒人やら障害者、貧困。日本以上に差別がキツい国の暗部の、その更に深淵をコミカルに表現している。
貧乏なのに子沢山のおばさんに小学生が放つ「どうして貧乏なのに子供をたくさん作るの?」という身も蓋もない台詞。
「強姦って何?」「片思いした時に、どうにかする事よ」という唸る台詞。
ダメな人間の各々のダメなストーリー。癖になりますソロンズ。
漆原

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