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クイーン ヒストリー 1973-1980の775のレビュー・感想・評価

2.6
変態たちのクイーン(主にフレディとブライアンメイ)への愛情がたっっっっぷり詰まった一本。自分もまあまあに変態なジャンルに分けられると思ってるけど、いやぁ世の中こんな人いたら私なんて凡人だよ、って思った作品(笑)

クイーンはそこまで元々聞く人ではない、わたし。正直、本当にグリーのイメージしかないし、そんな中で観たボヘミアンだったし、彼らの曲にのめり込むとまではならない。世界観も超好きという訳ではない。

映画でもたくさん言われていたけど、本当にノージャンルなアーティストだ。
色んな曲があるけれど、色がどれも違う。
メインが変わる、色んなものが好きでそれを思うように描き続けてきた作品たちって感じ。
『有名になるに連れて世間に反発していった』って言ってたけど、マイノリティな意見をずっと持っていたけれどそれを発信しきれずにいた、だけどある程度の力が出てそれが大爆発した、って感じ。
けど結局そういう意見はそれくらい力がないと世間は耳も傾けないし、見てもくれないんだな、と思わせられる。

彼等の事をアンチする人もたくさんいた、と言ってたけどそりゃあそうさ、それだけの人たちだったのだもの、それだけ好きな人もいたもの。


たくさん、音楽が流れるかなと思ったけどそれも無く、インタビューの間にイントロ程度にかかるくらい。
エンディングも一曲流し切らず、ちょっと期待するとそれはショックかも。
往年のファンはたぶん激しく頷きながら観るだろう。
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