Joker

メトロポリスのJokerのネタバレレビュー・内容・結末

メトロポリス(1927年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

まず世界観が凄かった。今では当たり前な高層ビルだったり、SFで定番な空飛ぶ車やロボットなどを100年ほど前に描き切っているのだから本当にスゴいと思った。

現実の世界でも問題であり、SFのディストピア世界でよく描かれる階級社会や資本家の搾取をこの時代に大胆にテーマにしているのもスゴいと思った。

ストーリーも、資本家の息子が労働者の過酷な立場を経験し、自らが資本家と労働者の相互理解の架け橋になる必要があると使命を感じ、最後に敵対していたが両者が息子の仲介によってお互いに分かり合うというもので、SF的な描写に目が行きがちだが、内容もハッキリしていて良かった。

100年ほど前にこのクオリティの作品を作ったのは本当にスゴいと思う。
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