やはり原田眞人監督のつくる映画の画面は本当に美しい。日本のいちばん長い日と同じ撮影 柴主高秀、照明 宮西孝明で、このチームでまた次回作を作ってほしいと思った。
原作を読んでの鑑賞だったが、あの尺に対して上手くまとめたなという印象。いっそ連続ドラマとか大河ドラマぐらいの尺で思う存分やったのを見てみたい。
扉や障子を開け閉めする演出が多く、沖田はいつも土方のいるところの扉や障子を開けて光を入れるのが二人の関係性を表現しているようで印象的だった。
各人の立ち位置やカメラワークも派閥や信頼関係を考えるとなるほどなと思うものになっていて面白かった。
個人的には松平容保公役の尾上右近の演技が良かった。
