Pidemaru

燃えよ剣のPidemaruのレビュー・感想・評価

燃えよ剣(2021年製作の映画)
3.9
原作を読んでからだいぶ経つ。
武士階級の人間は、結構簡単に主君を裏切るし、長いものに巻かれて、幕府側にいた武士でも明治維新後にちゃっかり新政府で働いていたりする。
一方、多摩の農民階級出身の“バラガキ”は、幕末動乱の中で、時代に引きずり出されるようにして、憧れていた侍になった。
愚直なまでに一直線に主君のために奉公する。剣に生き、剣に散った、漢のなかの漢。
新選組副長、“ラストSAMURAI”土方歳三の生涯を描いた、司馬遼太郎の大エンターテイメント小説の映画化とあり、ロケも演出も贅沢で見応え抜群だ。
唯一「おいおい」と言いたくなったのは、近藤と土方が別れたシーン。映画では山岳地帯だったが、実際は流山なのでめちゃめちゃ関東平野です。
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