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窮鼠はチーズの夢を見るの1999のレビュー・感想・評価

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
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大伴、テメーは最低な奴だよ。でも、初めて人を心の底から愛しちまったんだよな、、、
愛を知っているはずなのに例外が生まれちまったんだよな、、、、、
しかも、ノンケ。そりゃもう世間体とか愛とか普通とか将来とか何を取れば良いか分からねえよな。

成田凌は本当にバケモノ?
他のレビューでも書いたがあんなに目の前の人間をを愛す演技が出来る?
震えますわ。
今ヶ瀬、そりゃ怖いわな。
ノンケの男がいつ女に靡くか怖いよな。
当たり前のように「来年も」なんて言われたら幸せと恐怖が同時に襲って来んのよ。相手に悪気がないからまたしんどいのよ。

なんで、0ミリ、0.01ミリの距離で繋がってるのに実感がないんだろうな。どろどろに溶けて形がなくなってくんだよな。相手の指の形をどれだけなぞっても確かめるように頬を撫でてもなんで分からないんだろうな。

愛し合って、離れて、くっついて、縋ったり、待ってみたり本当に不器用でどうしようもなく愛だった。

あと、ベッドシーンの演出でクソデカい溜息つくこと多いけどこの作品はちゃんと特有の水音というかパコパコ感ある音で感動のあまり耳が泣いた。
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