苦しい、ずっとずっとずーーっと苦しい。2時間、深い海で溺れてる感覚。断られる度に心が折れそうになりながらも求めてしまうし、受け入れてくれてもこの幸せが続くわけじゃないと考えてしまって不安で気が狂いそうなイマガセくん、痛々しくて見ていられなかった。
幸せな時も幸せすぎて泣いちゃうなんて辛すぎる。
「あまりにも相手を好きになりすぎると、自分の形が保てなくなって壊れる」とはまさに…真理…
一緒にいることが苦しくて離れたはずなのに、居ないともっと苦しい。後半の主人公は完全にOne more time, One more chance状態だった。
二人とも後になればなるほど顔が死んでいって、表情もなくなっていくのが印象的。共依存？愛情？それはもう分からない。
キャットファイトさせるし、買い物袋にネギ入ってるし、他にも所々昭和を感じさせる演出なのは監督のせい…？
「好きな人に呼ばれたらすぐに飛んでいくような男なんですよ俺は」というセリフのあざとさ
今ヶ瀬が大伴を見つめているカットの多さ
4人テーブルで会話なく目線だけでやり取りする感じ
「あなたじゃダメだ。あなたには俺じゃダメだし」と今にも崩れ落ちそうになりながら言う切なさ
全て本当に良かったです。
二人の破滅的な愛が、いつか違う形の愛に変わりますように
