くりーむそーだ

窮鼠はチーズの夢を見るのくりーむそーだのレビュー・感想・評価

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
4.3
試写会にて鑑賞させて頂きました。
大胆な演出でガッツリ絡みはあるけど、あの絡みは必要不可欠だと、観て思いました。個人的に。
それにしても主演の2人、体張ったなあ。
セリフはわりと少なめですが、ふとした表情や目の動き、間で感じ取る映画といった感じで、多く説明しすぎず、自分たちで能動的に考えて観る、そんな映画でした(監督も上映後のトークで、能動的に楽しんで頂きたいと仰っていた)
成田凌くん演じる今ヶ瀬が堪らなく可愛いのです。
目がうるうるしていて、切なそうに愛おしそうに、恭一を見るんです。
最近色々な映画に引っ張りだこな成田さんですが、また新たな一面を見させてもらった気でいます。すごい役者さんだ。
映画自体は本当に純愛を描いてるんですが、リアリティがあって、感情移入して辛くて泣きそうになるシーンもありました。
「心底好きになるって全てにおいてその人だけが例外になってしまうことなんですね」という恭一のセリフ。
愛なんて定義はないけれど、私にとっての「愛」は全てにおいてその人だけが例外になること。になりそう。この映画を見てより一層、愛にジェンダーも年齢も関係ないよなあと思った。あまりにもリアルに純愛を描いているから。本当に良い映画だった〜
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