このレビューはネタバレを含みます
原作大好きです。
その身から言わせて頂くと、これはただの設定だけ軽くなぞった同人誌でした。
こんな作品ではない。
悲しみ、苦しみ、迷い、悩み、もがき、幸せ、愛しさが原作の100分の1程度の薄さでしか描かれていないと感じました。
私は心がぐちゃぐちゃになるくらいの苦しさと悲しさで涙が溢れ、原作のラストシーンの幸福さにドロドロ泣くと思って見に行きました。
ところが、後半からあれ?あれ?と思うシーンばかり。
全っっっっっ然原作と違う!!!!
脚本に本当にがっかりしました。
キャストや演技は特に問題は感じませんでした、撮り方も美しかったと思います。
今ヶ瀬は特にぴったりだと思いました!
彼の表情や行動に胸がときめきました。
ぴったりすぎる…!!!
なのになぜ?!?!
どうして!??!
ストーリーが残念すぎる。
描き方が薄味すぎる。
こんなあっさりした作品じゃないんです。
原作のあの濃厚さを知っているからこそ、うわずみだけを掬ったような本作に心からガッカリしました。
帰って原作を読み返そうと思います。
あの苦しさや愛しさは原作でしか味わえない。