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窮鼠はチーズの夢を見るのみのネタバレレビュー・内容・結末

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

大倉くんの渋みが良い!!!!!
そしてなんと言っても成ちゃんの役者魂に圧倒された、、。
彼は本当に、役者だなぁ。
この映画のすごいところ、絵面がただのイケメン二人〜!イェーイ!じゃないの。
むしろイケメンともてはやされる二人はそこにいなくて、クズな恭一と一途すぎる今ヶ瀬だった。

今ヶ瀬がサプライズでワインををもらったとき、
来年もまた同じの買うよって、
恭一に、そんな言葉言われたら、来年も一緒にいてくれるのかなって期待しちゃうじゃんね!!そんなの!!
恭一は、一貫して後先考えない言動をするから、だから簡単に今ヶ瀬にあんなこと言えるんだ、
今ヶ瀬があんな嬉しそうに泣きそうに動揺してるってのに、、!
いい大人って言ってる割にどっちつかずな行動してる恭一あんたに一番怒鳴り散らかしたいわ。
でも成ちゃん、あんな表情お芝居でできるなんてすごいなぁ。役作りの研究とか努力が画面から溢れるように伝わってきたよ、、。

私がこの作品の恋愛模様を見て、一番思うのは、あんまり綺麗じゃない。恭一がまーーーーだらしなくてむかつく。(外向きの顔が完璧だから余計に)
だけど、男性同士の恋愛を知らないから、"リアル"なんて口が裂けても言えないし、そんなわかったようなことは言えないけど、その証拠に私は泣きそうにはなっても涙は零れなかった。難しいなぁ。同じだよって思ったけど、わからない、今ヶ瀬の辛さが計り知れない。今ヶ瀬を何度も抱き締めたくなった。

全然甘くなかったなぁ。もっと甘々な感じかと思ってたから、こんなに苦いなんて思ってなかったよ、、。
ところどころで見えた今ヶ瀬の幸せそうな顔が、忘れられない。そして、傷ついた表情もそれ以上に忘れられない。
ビンタして膝から崩れ落ちるように泣いた今ヶ瀬、私がそばにいきたいけど、きっと何て声を掛けたらいいかわかんないし、何の役にも立たないんだろうな。
み