大蔵史上、いや日本映画史上最も美巨乳な幽霊。まったく儚さ幽かさはございません。
親が開業していた病院を復活させて再開業、幸福な医者・白都翔一と看護婦・貴奈子の若夫婦の元に現れる幽霊・冴島奈緒。騎乗位で男の性を絞り取る。終盤のローアングルブルンブルンは最早幽霊と言うより妖怪、怪物、モンスター。でもアフレコでエコーのかかった幽霊の喘ぎが単調で耳障りなんだよね。その後、生前のシーン、港雄一とのからみでもうるさかった。女優・冴島奈緒なだけに生前なんて言葉使うとせつなくなる。つくづく惜しいが幽霊じゃなくてもお盆じゃなくてもこうしてスクリーンで会える。
夫に幽霊が取り憑いてるのが見える若妻貴奈子の恐怖に慄く変顔演技w、さらに恐怖の余り隣でオナってしまう。出版社の樹かずに相談してビデオに撮る事になった際でもやっぱり隣でオナってしまい樹かずに「何してるのパンツに手入ってるよ」と言われる始末w貴奈子可愛い、可愛い貴奈子。
家に取り憑いてる幽霊の素性を調べようと出版ライター樹かず、寿司屋から出て来て「だいたい解った」この省略好き。顛末を貴奈子に聞かせる。
夫の父親港雄一が好色魔で愛人の看護婦・冴島奈緒は騙されていた。さらに妻の吉行由実が嫉妬から資格も無いのに「医者の娘よ流産の手術くらい私も出来るわ」と無茶され港雄一の子の流産手術の末に殺されてしまう恨みであった。

港雄一の土下座で全て逃げ切ろうとする下衆ぶりや「可愛いね」と囁きながら愛撫する姿が最低で最高。港雄一は冴島奈緒に取り憑かれ事故死。吉行由実も発狂。
恨みは深く港雄一の血を絶やそうと化けて出る。
化けて出るのも当然と同情するけど港の息子である夫に罪は無い、許してと必死に頼むと奈緒幽霊は消えた。
もっと関係ない樹かずが取り殺されてるのに元気になった夫とハッピーエンドかよ？で、乾杯のビール瓶が割れてEND。ホラーならではの最後ドッキリも緩めで良かった。背筋の寒気より下半身の熱量が勝る良作怪談。

• #シネロマン池袋