yuki

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウのyukiのレビュー・感想・評価

3.2
ジョー・ライト×エイミー・アダムスというわたしの大好きな2人なのにこれはちょっといまひとつだった。真相も、そこにいくまでの過程もやや退屈。
構図やカメラワークなど映像面は好きだった。

あらすじから「コピーキャット」や「裏窓」「ディスタービア」など連想される作品が多く、特にヒッチコックは意識していたと思われるジョー・ライト。「裏窓」のオマージュからはじまり、古き良きクラシック映画を彷彿とさせる展開と雰囲気は好き。ただもう少し冒険してもよさそうだった。

広場恐怖症で外に出られない主人公が見ているのは現実なのか幻覚なのか、そもそもその刺されたという女性は存在するのか、家に来たのは誰なのか、と謎が謎を呼びおもしろくなりそうなのになんだかエンジンがかからない。

中盤である一つの真実が明かされたのに、犯人に関しては最後までなにもなくもう少し丁寧に描いてほしかった。
キャストは豪華で適材適所ではあったものの、魅力的なキャラクターはいなかったのが残念。
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