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フォードvsフェラーリのどどどどのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
5.0
2019年劇場で見て1番泣いた作品になったと思う。とてもよかった。労働階級別苦労を描いた群像劇としての構成の良さ(振ったコメディも嫌味がなく場内で暫し笑いが起きていた)やレース描写の真摯さがシンプルに心を打つ。2人の友情描写には個人的にブラザー的なニュアンスというよりは立場、環境的な違いから好意的な隔りがあるような、そんな大人の友人関係を感じ、非常にエモーショナルでありました。そしてなんといってもクリスチャン・ベイルがすごくて、彼がいるだけでなんだかなんてことない日常シーンがまるで宝石のように輝いてみえる。マジックのようだった。ジェームズ・マンゴールドは「3時10分、決断のとき」で1度タッグを組んでいるからか、その辺の、きったねぇクリスチャン・ベイルが如何に民衆に希望を与えるのかをわかりきっている。素晴らしい。賞レースでも爆走してほしい一作。
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