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フォードvsフェラーリのSembのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
3.8
試写会のチケットをいただきましたので、映画「フォードvsフェラーリ」観に行ってきました。せっかくの試写会ですし、面白かったので宣伝します。

大戦後〜60年代初頭まで軍需での業績を落とした米フォード社は、若者の憧れの的である伊フェラーリ社に買収交渉で罵られ、その雪辱を果たすため、レース界の頂点である24時間耐久レース「ル・マン」で世界最強のフェラーリ・チームの打倒を目指します。白羽の矢が立ったのは米国人で唯一優勝経験があるレーサー兼エンジニアのキャロル・シェルビー(マッド・デイモン)を起用。彼のチームに所属するレース狂、ケン・マイルズ(また激ヤセしたクリスチャン・ベイル)と共に車の開発に挑みます。

ある意味「デスプルーフ」のような圧倒的ななスピード感と轟音と迫力で魅せる白熱した映画なので、できるだけ爆音・デカいモニターのIMAX(3D・4DXはNG)で観ることをお勧めします。

迫力だけではなく、彼らの半生(勿論脚色されてますが)を追いかけ、会社組織と戦う彼らへの感情移入で一緒にル・マンを闘っているような気持ちが湧き上がります。最後にはマッド・デイモンが泣かせにくるので、泣き要素もバッチリ。「フォードvsフェラーリ」というよりは「フォードvsシェルビー」。

780本目。
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