12月3本目の試写会は、マット・デイモン、クリスチャン・ベイル競演で話題の『フォードVSフェラーリ』IMAX試写会。
冒頭からものすごいイグゾースト音に、おもわず「うわっ!」と声を上げそうになる。バンパーあたり、ドライバー目線よりさらに低い位置からレースを撮るカメラ。クラッシュの只中にカメラがいる驚愕の映像。どうやって撮ったのかわからない!
1960年代、ル・マンに進出しようとしたフォードがフェラーリの買収を画策。うまくいくかと思われた買収劇は、直前にご破算となり、フォードが提案した以上の額でフィアットがフェラーリと組んでしまう。
メンツを潰されたフォードは、かつてル・マンを征した唯一のアメリカ人キャロル・シェルビー(マット・デイモン)に打倒フェラーリの一大プロジェクトを託すことに。そしてシェルビーは不世出の名ドライバー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)と共に、最速を目指す!
マット・デイモンはマット・デイモン、いつも通りの彼の演技だ。だが、クリスチャン・ベイルはまたまた彼独特の、作品毎に変わるカメレオン俳優の本領発揮! 車の整備とドライビングだけに異常な情熱を燃やす、一風変わったオーラを纏う男を熱演! やっぱりクリスチャン・ベイルはすごい! 俳優としての格が違う!
大迫力のレースシーン! ル・マンにかけるふたりの天才ドライバーの男の友情! 映像もドラマもかなり熱い!
これは絶対、劇場で、できればIMAXやDolby Atmos などの環境で見るべき作品だ。テレビやタブレットなんかじゃ、この凄さは半分も伝わらない。腹の底からの重低音と大画面で体験してもらいたい! 男なら見ろ!