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フォードvsフェラーリのがんびーののレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.3
あけましておめでとうございます。

フォードの栄光物語。

絶対に負けることができない戦いがある。勝つために必要なのはスピードだけではない。莫大な資金、タフなドライバー、そしてエンジニアも必要だ。
勝負を挑む相手はル・マン24時間レースを支配する絶対王者フェラーリ。その王者にフォードが挑むことは不可能なのか。
与えられた期間はわずか90日だけ。資金も限られているが、それでも前に進むしかない。
1966年、世界が熱狂するル・マン24時間レース。己の誇りを懸けてフェラーリに勝負を挑むフォードの男たち2人の姿を描く奇跡の実話。

ワンハリでディカプリオとブラピが夢の共演を果たし世の中を沸かせた。タランティーノすげーコラボ実現させたなぁなんて思ってたが、こっちのコラボも相当熱い。むしろ個人的にこっちの方が好み。クリスチャン・ベイル、マット・デーモンそれぞれの配役も素晴らしく、すぐに映画に入り込める。マット・デーモン最近面白い映画出てなかったから嬉しい。クリスチャン・ベイルは言わずもがな。演技派カメレオン俳優としての実力を遺憾なく発揮しておられた。笑顔がかわいい。

F1の話だったが全く基礎知識がない初心者でも十分に楽しめる。超低姿勢でぶっ飛ばす臨場感を尋常じゃないくらい感じれる。フォード社再生を賭けた大勝負への緊張感と、シェルビー(マット・デーモン)の選手経験者ならではの葛藤と、ケン(クリスチャン・ベイル)の車への情熱と、そしてその二人の友情と…。語り尽くせないほどの多くのドラマが複雑に絡まっている。広げすぎず、浅すぎず、うまくまとまっていた。

二十四時間耐久レースってなんか意味あんのかなと思ってしまった。
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