車好きにはたまらないと思う。フォードのこんな時代があったのは知らなかった。特にクラッシックカー好きは1960年代のフォード、フェラーリ、ポルシェなどスピードと耐久性の原点が見え隠れする。ル・マンは本当に過酷なレースだけど、車の全てが凝縮された凄いレースだと思う。マッド・デイモンやクリスチャン・ベールなどベテランになり、良い味を出している。前半の車の開発と後半のレースのスピード感の対比が、だれることなく楽しめる。常に商業主義のエグゼクティブと車好きのメカニックとの対立も面白かった。これが実話である事も興味深い。フェラーリはいつの時代も挑戦される側なんだなぁ。そして特にフォルムが美しい。マニュアルを運転していた事を思い出し、クラッチを繋いで5足まで入れていた時代を思い出された。フェラーリチームのシーンで全てイタリア語の字幕がある訳ではないので想像に頼る訳なのだが、それが嫌でなければ充分楽しめる。男の人が好きな映画だけど、女性でも充分楽しめる
